信州大学様

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どのような用途にLCPベースのFPCを使用されているのでしょうか。

「高エネルギー加速器研究機構、東北大学そして信州大学との共同で加速器(ILC:International Linear Collider)に使われる検出器の研究をしています。加速器で加速された電子・陽電子を衝突させた後に生じる素粒子の崩壊する位置の検出器です。今はその性能確認のための試作機の段階でそれにFPCを使っています。」

どうしてFPCが必要になったのでしょうか。

「検出部は原理的にはカメラなどに用いられるものと同じCCDですが、CCDの寸法が6cmx1cm程度と大きく、データ量も多いため並列高速読み出しのためインピーダンスコントロールしたケーブルが必要になりました。また検出器の最終形では粒子の飛跡への影響が少ない物質量の少ない材料であるとこが必須条件のためFPCを使います。」

ケーブルの全長が400mmとかなり長いですが、伝送のロスは問題ないのでしょうか。

「元々は数メートルのケーブルを使っていたので、それと比べればはるかに特性が良いです。」

コネクタはどのようなものを使っているのでしょうか。

「特に高周波対応のコネクタではなく、一般的なコネクタを使用しています。現在の通信速度は100Mbpsですが、伝送特性に問題はありません。将来的には1Gbpsになる予定です。」

FPCを使う上で不安な点はありますか。

「検出部のノイズ等から動作温度は-40℃なので、FPCも同じ温度にさらされます。部品の実装関係の課題は多いと思います。

この加速器の研究は最終的な目標はなんでしょうか。

「最近発見されたヒッグス粒子の精密測定を行う加速器実験で、宇宙の初まりの謎に迫る研究です。これが最終目標です」

わかりました。本日はどうもありがとうございました。

採用事例写真

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