山下マテリアル

FPC製品

低損失FPC

製品概要

山下マテリアルでは、GHz帯〜ミリ波帯の高速伝送で課題となる挿入損失(伝送損失)低減を目的に、低誘電・低損失材料を用いたFPCの設計・製造に対応しています。

標準のポリイミド(PI)に加えて、液晶ポリマー(LCP)、フッ素樹脂(PTFE)を使用したFPCを提供することが可能です。伝送線路はマイクロストリップライン、ストリップライン、コプレーナラインの構成に対応し、実測データに基づいた特性インピーダンスの制御が可能です。

PIベース+通常カバーレイ品の組み合わせと比べ、伝送損失を大幅に改善できるフレキシブル基板です。PIベース+通常カバーレイ構成と比較して、材料・構造の最適化により高周波帯での損失低減が期待でき、例えば PTFEベース+低誘電カバー材構成では40GHz帯において挿入損失を60〜70%低減(当社比)、LCPベース+LCPカバー材構成でも約50%低減(当社比)が見込めます。

低損失FPC

技術的特徴

多様な低誘電基材に対応

PTFE(フッ素樹脂)、LCP(液晶ポリマー)、PI(ポリイミド)の3種類の基材から、用途・周波数帯に応じた最適な材料を選択可能です。

40GHz帯で最大伝送損失70%改善

PTFEベース+低誘電カバーレイの組み合わせにより、従来のPI+通常カバーレイ構成と比較して、40GHz帯で伝送損失を60~70%改善可能です。LCP+LCPカバーレイの構成でも約50%の改善が期待できます。

多様な伝送線路構造に対応

マイクロストリップライン、ストリップライン、コプレーナラインの各構成に対応し、実測データに基づいた特性インピーダンスの制御が可能です。ご要望のスペックに合わせた最適な設計を提案いたします

期耐熱・低アウトガス用途に対応(LCP構成)

LCPベース+LCPカバーレイの構成は接着剤不使用のため、長期耐熱性・低アウトガスが求められる用途(真空環境、航空宇宙など)にも適しています。

仕様 / スペック

材料特性一覧

基材種類 基材厚み Dk Df Dk/Df測定周波数 吸湿(Wt%)
PTFE 75μm 2.7 0.0011 10GHz 0.1
LCP 50μm / 75μm 2.9 0.002 14GHz 0.04
PI 50μm / 75μm 3.2 0.014 1GHz 1.0

※上記データは2022年1月時点でのメーカー資料抜粋数値であり、保証値ではありません。

1cmあたりの伝送損失

dB/1cm 5GHz 10GHz 20GHz 30GHz 40GHz
PTFE+低誘電カバーレイ -0.11 -0.17 -0.26 -0.33 -0.38
LCP+LCPカバーレイ -0.18 -0.30 -0.39 -0.47 -0.56
LCP+通常カバーレイ -0.21 -0.34 -0.50 -0.63 -0.76
PI+通常カバーレイ -0.26 -0.44 -0.68 -0.90 -1.13

※マイクロストリップライン構造、シングル50Ω測定時の値

※上記測定データは実測値であり、保証値ではありません。

お見積り依頼や不明点がありましたら、お気軽にご相談ください。

※製品仕様は予告なく変更される場合があります。
最新情報はお問い合わせにてご確認ください。