ボタンめっきFPC
ボタンめっきFPCはスルーホールとスルーホールランドのみにスルーホールめっきをすることで、パターン配線は銅箔本来の厚みと特性を活かすことができます。
導体の厚みを均一に維持できる為、高精度の配線形成することで、精度の高いインピーダンスコントロールが期待でき、高速伝送用途に最適です。
従来のパネルめっき法と比較して、ボタンめっきFPCは柔軟性と屈曲性に優れており、極薄化も実現します。これにより、製品の軽量化やコンパクト化が可能となります。
新工法により狭ピッチパターンでのボタンめっきも作製可能です。これまで困難だったご要求にも対応し、お客様の多様な仕様ニーズにお応えします。
製品特徴
1.	スルーホールのみに銅めっきを施す事で、銅箔の本来の特性を最大限に活かします。
2.	高精度なインピーダンスコントロールが可能となります。高速伝送に適した性能を発揮します。
3.	パネルめっき法と比較して、柔軟性と屈曲性に優れ、極薄化を実現します。
4.	JISC5016による信頼性評価をクリアした技術で、安定した品質を提供します。
5.	従来困難だった狭ピッチパターンでもスルーホールめっきが可能です。
製品仕様例
| スルーホール径 | φ100μm | 
| ランド径 | φ300μm | 
| ボタンめっき径 | φ240μm | 
| ボタンめっき厚み | 15μm~25μm | 
| ベース材 | ポリイミド:25μm、50μm | 
| 液晶ポリマー:50μm | |
| ベース材銅箔厚み | 12μm、18μm | 
工程概略

パネルメッキとの導体厚み比較写真

信頼性評価結果

